こんにちは! 今回は順次リニューアルしている『ティンバーウルフ』を分析します。全6種類あるラインナップから「ウィルダネスエルク・プラチナム(レジェンド)」をターゲットに評価したいと思います。果たして、安全で安心でおすすめできるドッグフードなのでしょうか? 口コミ評判だけでなく原材料・保証成分値・公式情報を参考にして評価したいと思います。
商品名 | ティンバーウルフ ウィルダネスエルク・プラチナム(レジェンド) |
---|---|
メーカー・輸入元 | 株式会社フロントベル |
種類 | 総合栄養食/ドライフード/オールステージ対応 |
参考価格(税抜) | 2,800円 |
内容量 | 1,360g |
コスパ | 約212円/日(1日あたり103g換算) |
原産国 | アメリカ |
※コスパはミニチュアダックスフンド(6Kg)の1日分を想定。
※コスパは参考価格で算出。実売価格ならコスパが良くなる可能性あり。
※内容量の多いパックを購入した場合もコスパが良くなる可能性あり。
【製品情報】原材料と保証成分一覧
まずは原材料と保証成分をチェックしましょう。原材料の中で「危険性がある物」および「望ましくないと考えられる物」は赤色で表記します(賛否両論ある物も赤色で表記します)。
難しいことがわからなくても、赤色が多ければ「ヤバいかも!」と考えてください。なお、ビタミン・ミネラル類は、賛否両論がありすぎて、私の知識では判断しようがないため評価対象外とします。
※賞味期限 :’16年12月21日付分より、下記原材料、成分値となります。
エルク(大鹿肉)、サーモン、噴霧乾燥サーモン、サツマイモ、ニシン、サーモンオイル、カボチャ、グリーンピース、亜麻仁、サンフラワーオイル、乾燥有機海藻、乾燥出芽酵母、ニシンオイル、乾燥アルファルファミール、リンゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、クランベリー、乾燥イチジク、タイム、シナモン粉、ヒマワリ種子、ニンジン、乾燥セロリ、乾燥ビーツ、乾燥パセリ、乾燥クレソン、乾燥ホウレン草、トマト、レシチン、塩化コリン、ミネラル[アミノ酸亜鉛複合体、アミノ酸鉄複合体、アミノ酸マンガン複合体、パントテン酸カルシウム、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム]、ビタミン[ビタミンE サプリメント、ビタミンB12 サプリメント、ビタミンA アセテート、ナイアシン(ビタミンB3 源)、ビタミンD3 サプリメント、リボフラビン(ビタミンB2 源)、葉酸、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6 源)、塩酸チアミン、(ビタミンB1 源)、ビオチン(ビタミンB7 源)、クエン酸(ビタミンC 源)、混合トコフェロール(ビタミンE 源と酸化防止剤)]、プレバイオティクス[チコリー根(イヌリン)]、プロバイオティクス[乾燥ラクトバシラスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラスカゼイ菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラス乳酸菌発酵生成物、乾燥バシラスサブチルス菌発酵生成物]、パパイン、ユッカシジゲラ抽出物、βカロチン、フラクトオリゴ糖、タウリン、L-カルニチン、DL-メチオニン、ローズマリー抽出物(酸化防止剤)
保証成分はこちら。
成 分 | 保有率 | 基準値 |
---|---|---|
粗タンパク質 | 34.0%以上 | 18.0%以上 |
粗脂質 | 17.0%以上 | 5.0%以上 |
粗繊維 | 3.0%以下 | 4.0%以下 |
粗灰分(ミネラル) | 9.0%以下 | 8.0%以下 |
水 分 | 9.0%以下 | 10.0%以下 |
カロリー(100g中) | 368kcal | – |
※粗タンパク質と粗脂質の栄養基準はAAFCO(成犬維持)を参照。
※上記2点以外はネットなどの情報より暫定的に決定。あくまで参考までにどうぞ。
※保証成分(保証分析値)の考え方についてはコチラの記事を参考にどうぞ。
【評価】原材料のラインナップは文句なし!後は品質がわかれば……
一部のドッグフードマニアから評価の高い『ティンバーウルフ』。穀物を使わないグレインフリーにこだわったブランドで、全6種のライナップすべてがグレインフリーという徹底ぶり。
価格が高く、給餌量も多めなのでコスパはあまり良くありませんが、高級ドッグフードにふさわしい充実した原材料ラインナップです。不安を感じる素材もないし、おそらく全成分表示なので信頼もできます。
マニアが推奨するだけあるね! というのが感想です。
しかしながら、原材料の品質に関する表記がない(ヒューマングレイドかわからない)点と、アメリカ原産なのにWDJの推奨品ではない点が気になります。悪いドッグフードではありませんが、他の優秀なドッグフードと比較すると、あとひと押し欲しいかな、とも思います。
■エルク(大鹿肉)使用の変わり種!
ベニソン(鹿肉)のドッグフードは見かけますが、エルク(大鹿肉)を中心としたフードは初めて見ました。ベニソンとエルクで栄養面でどのような違いがあるのかわかりませんが、リニューアル品でわざわざエルク(大鹿肉)を採用したには理由があるはず。詳細はわかりませんが、とにかく珍しいというだけでも、アレルギー対策としては試してみる価値がありそうです。
また、エルク(大鹿肉)以外ではサーモンとニシンでタンパク質を補っています。お魚は良質なタンパク源になるだけでなく、天然のオメガ3・オメガ6を含むので、ワンちゃんの毛並や皮膚に嬉しい効果が期待できます。エルク・サーモン・ニシンと、アレルギー対策として優秀そうですね。
■脂質も安心のラインナップ!
脂質は、サーモンオイル・ニシンオイル・亜麻仁・サンフラワーオイルと優秀なラインナップ。高いだけあって良いものを使ってますね。お魚との相乗効果で毛並・毛艶のコンディションに良い影響がありそうです。
■その他も原材料が明確で好印象!
ティンバーウルフの原材料は、どれも明確で不振に思うものがありません。○○ミールとか、○○パウダーとか、疑わしいものは皆無。とても潔くて好感を持てます。また、原材料がとても多いように感じますが、おそらく全成分表示だと予想します(法律的には全成分を記載する必要がない)。この辺りも好感度ポイントアップです。
『ティンバーウルフ』の口コミ評判
※リニューアル後の口コミがないので、旧製品の口コミ評判です。
アレルギーがひどくなり、処方食の低分子プロテインライトからティンバーにしてみました。1ヶ月半経ち 症状は落ち着いてきたように思います。
病院でローテーションするように言われたので、しばらく試してみようと思います。ただ、1日一回だったウンチは二回になり、量もかなり増えました。
アレルゲンフリーのドッグフードとして以前から愛用しており、うちのワンコも喜んで食べてくれます。
まとめ
原材料のラインナップ的には文句のない一流品です。
ただし、肝心の「原材料の品質」に関しては何も言及されていないのが残念です。公式サイトがオールドな雰囲気なので、ただのアピール不足だとは思いますが……実態はわかりません。
他の優秀なドッグフードは、原材料のラインナップもいいし、原材料の品質もいいので、それらと比較するとワンランク落ちますが、充分に安全そうなドッグフードではないかと思います。
手放しに「おすすめです!」と言い切れないのが残念ですが、気になるなら試してみる価値のあるフードだと思いますよ。